art d'encadrement
額装を学びたくてフランスに渡って3年。2004年7月に帰国しました。
フランスでの留学生活や額装について載せているわたくしのフランス額装のサイトへはこちらからご覧ください。 以前の記事
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2011年 04月 01日
食の問題を提起したドキュメンタリー映画。 アメリカ編「フード・インク」と、ヨーロッパ編「ありあまるごちそう」を見てきました。 以前見た映画「未来の食卓」はフランスの小学校に有機野菜を取り入れる経過を描いたこちらも素晴らしいドキュメンタリーでしたが、今回の2作品も食の流通の現実を知る驚きと発見と気づきに満ちた映画でした。 システム化された農業、遺伝子組み換え問題、食肉加工に携わる違法滞在労働者。安全なものを消費者のもとへ届けたいという生産者たちの声や姿勢は、大企業やスーパーなどの大きな力の前では簡単にひねり潰される。自分たちが生活していくためには、間違った生産の仕方でもコストを抑えろという企業の要望に応えるしかない。作りたいものと現実とのジレンマで悩んでいる生産者たちが痛々しい。 また先進国では毎日何万トンという食物が廃棄されていて、貧しい国では農作物を収穫したそばから先進国の企業に搾取されている。世界中の人が豊かに暮らせるようにではなく、一部の企業が利益を最大限に勝ち取るシステムになっている。そしてその流れに私たちも組み込まれている。この食にまつわる大きな流れの中、いったい私に何ができるんだろうと思って見ていると最後のワンフレーズ。 "We can change the world with every bite." 「一口から世界を変えることができる」 消費者ひとりひとりに影響力があると責任を感じました。 年々、オーガニックを求める消費者が増え、今ではどこのスーパーにもオーガニック商品がおいています。また産地直送のお店も人気があります。輸送費など無駄な資源を使わない地産地消や安全な食べ物を求める消費者に企業も答えていかなくてはいけません。 私もまずは毎朝食べている納豆は国産にこだわろう・・・と思いました。(ほんとにちっちゃいことですが(汗)) そして先日allierの奥村さんとRicher編集者のIさんが発足した!?「食いしんぼの会」に誘っていただき、天六にある「ろうす亭 茂」に行ってきました。 こちらのお肉は「なにわの黒毛和牛」。餌にこだわり、ストレスのない環境で大事に育てられた牛がおいしくないはずはありません。1頭買いしているのでコストパフォーマンスも◎。特にホルモンが絶品です。一緒に出してくださるキムチや大根もその牛の堆肥で作られていて甘みたっぷりの食材です。 結婚したばかりのIさんの幸せオーラといつもパワフルでおもしろいメンバーと、そしていいものを食すということでいろんなことがプラスな1日でした。
by encadrement
| 2011-04-01 17:05
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